2月初旬となり、季語においても春寒、晩冬、向春などに表されるように、少しづつ春の訪れを感じるようになりました。
毎年、この時期に中津商業高等学校(以下:中津商)からインターンシップとして生徒さんを受け入れており、今年も2名の安田怜史さん、森井彩水さんが、初日2月6日に元気に来てくれました。
インターンシップの皮切りは、弊社の田中義人会長の講話から開始されました。実は中津商は会長の出身校でもあり、分け隔てのない会長ではありますが、いつも以上に気持ちのこもった講話であったかと本人感想を聞いて感じました。
さて、いよいよ本番でありますが、過去の当社の職場体験は、製造工程の一作業を担うことがメインでありましたが、現在はプリント配線板メーカーである当社の生産工程及び生産設備、技術を活用しての「ランタン」製作をメインとし、ほぼ全ての工程を体験していただくこと、そして、そこにいる従業員との触れ合いをもてるようにとの目的で実施しています。
また、従業員は100余名の会社ではありますが、そのうち中津商卒業生は30名を超えるため、どこの工程(部著)に行っても先輩がおり、私も先輩の活躍を生徒さんに見せることができて有難い期間でもあります。
そんな先輩たちと語る会として、翌7日に先輩16名とで昼食会を開きました。先輩たちからも、自分たちの思い出話や各時代間のギャップも良い意味で感じられ、とても良い時間となりました、との感想を聞くことができました。(写真が不鮮明で掲載できないことが残念です)
命名の意味、経緯は存じ上げませんが、中津商の同窓会を蘇る水と書いて「蘇水会」と言います。当社が大切にしている掃除も、ある意味では水を蘇らせる(元の状態に戻す)行為とも言えます。また、生徒さんの素直で元気な笑顔は清らかな水のように、その場を明るく蘇らせる力があると、毎回生徒さんから教えられます。
今回のインターンシップも、入社4年目の丸山連さんが主担当としてお世話役を担ってくれました。そして最後には、生徒さん思い思いの絵柄で、素敵な「ランタン」が完成しました。
今回の体験や思い出とともに、安田さん、森井さんの今後の人生の何らかの参考や一助になれば幸いです。三日間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
(経営企画室 林 隆)