本年は各地で豪雨被害が発生し大変な梅雨となり被災された方には謹んで哀悼の意を表します。梅雨もいつかは明けるように、一時でも早いコロナ禍明けを祈るばかりです。
さて、その中で当社は7月1日より第52期になりました。今までも、資格取得を推奨し、支援や報奨金制度もありましたが、今期については「基本中の基本を改めて、皆で学ぼう」という方針の中で、製造に関わる部門は「機械保全技能士」の取得を目指すことになりました。
希望者全員にテキストを支給し、意気揚々と勉強会を開始致しましたが、第一章「機械一般」の各種機械の設問から戦意喪失の状態に陥ってしまいました。何故か記載される機械が当社になく、まったくイメージ沸かない為、理解しようにも難しく、頼みの工業系卒も解説までに至らず、暗礁に乗り上げた雰囲気になりました。
資格取得のみに目的を絞れば、暗記や傾向分析などが近道であろうと思いますが、当社は「学ぶ」を力点に、言葉を変えれば、合否に関わらず「理解し、活かせる」を目的としていますので「百聞は一見にしかず」ということで、地元、中津川工業高等学校へ施設(機械)見学のお願いをしたところ、堀学校長はじめ後藤先生、古川先生からご承諾頂き、ご多用の中でありますが見学の機会を頂戴することができました。
7月27日の見学会は、総勢18名を2グループに分けて受け入れて頂きました。当日ご案内頂きました古川先生の懇切丁寧なご説明と、助手講師による実演もご準備頂き、実演見学会となりました。
【参加者の感想抜粋】
◎現物、そして実演まで見せて頂き、機構・構造の理解が進みました。
◎帰社後、テキストの解説や解説図が理解でき、同じテキストなのかと思いました。
◎会社では、つい希薄になってしまう安全面のお話もあり、反省させられました。
◎注油は、指定のものを適当(何も考えず)に実施していました。用途により粘度や使い分けがされている説明を受け、帰社後に何故この油なのかを調査、理解したいと思いました。
◎私は、お客様を迎い入れる際に、手抜きをしていたつもりはありませんが、直接的な利害関係ではない先生のご説明に胸を打たれました。
◎本校卒であり、当時の面影もあり懐かしく見学させて頂きました。当時の比ではなく、生徒さんの学習範囲や質も高く、この資格をはじめ学生に負けないように学び続けなければと思いました。
全員の感想や写真を紹介できず残念ではありますが、目的の施設見学はもとより、上記感想にもありますように、様々な気付き、学びの機会となりました。
何らの行動には必ず、何らの気付きや学び、成長が伴うことを改めて痛感し、この見学会を企画し、中津川工業高等学校様の協力と機会を頂戴できましたことに、心より御礼申し上げます。「全員合格」を改めて御礼とともにご報告できるよう、参加者一同努めます。
また、中津川工業高等学校様には、別企画であります地域とのつながりとして「TSK-CONEECT~子供体験イベント~」にもご協力を頂いており、この場をお借りし重ねて御礼申し上げます。
バックナンバーになりますが、下記に紹介させて頂きます。
◆子供体験イベントが大成功でした。
◆第2回子供体験イベント大好評でした。
(統括本部 林 隆)