平成28年10月22日、第24回大正村掃除に学ぶ会が、700名の参加をもって大盛況の内に開催することが出来ました。
現在、日本大正村のある明智町(岐阜県恵那市)は過疎化が進み、中・高校の存続が危ぶまれるほど人口減少が続いています。
一方、大正村の運動も、村立当時の活気はなくなり、大正村を訪れる人たちも少なくなっています。
そこで、この過疎化に危機感を持った明智中学生と恵那南高校生が中心となり、「明智町・日本大正村」活性化への取組が始まりました。そしてその一環として、今年の大正村掃除に学ぶ会も、生徒主管による掃除大会となりました。
事前準備を重ねる中で、掃除は勿論の事、司会から開会挨拶、準備体操、配膳、道具片付、道案内、歓迎の演奏、閉会の挨拶、見送りと、これまで大人が担当していた総てを生徒たちが受け持つこととなりました。
私の経験から、今まで、学校事業として全校生徒が参加した掃除大会は、だらけたり遊んでしまう生徒が出て手を焼いたものです。しかしながら、今回、明智中学生と恵那南高校生の熱心に取り組む姿勢には、周りの大人たちから称賛の声が上がり、その真剣さに大人の人たちも誘発され、参加者全員が一つになった連帯感が生まれました。
日本を美しくする会の目的の一つは、地域の学校と住民、地元企業が一体となって地域を美しくしていくことで、地域のよさを掘り起こし、同時に、人間関係の絆も深めて郷土愛を育むこと、でもあります。そして、地域の活性化を促し、外からも来たくなるような地域循環型の町づくりを目指しています。
今回もその目的に沿い、実行委員会の一員としてナカヤマ・グループの人たちは、本当によく頑張ってくれました。特に、数か月前から、何度も現地打合せや事前準備をして裏方に徹してくれたことがあってこそ、生徒が前面に出ることが出来、大会が成功しました。そして、目的に向けて大きく一歩前進することができました。
お陰様で、九州、四国、和歌山、奈良、千葉、東京、静岡、石川、等から参加された方々からも、また来年も来ます、との声をたくさんいただきました。
本当に素晴らしい大会にしていただけましたことに、心から感謝しております。