2月、中山理研に日本車両製「最新のレーザー機」が入りました。6年前に購入した同じモデルの機械と比較して、同じ値段、同じ人員(1名)で運転ですが、生産性3倍、精度向上、大型対応、ランニングコスト低減、設置面積減と、素晴らしい改善がされていました。
以前のままの設備で仕事をしていたらどうなるでしょうか。まるで戦国時代に、槍と刀の軍隊と、鉄砲で武装した軍隊との戦いを見るような、勝敗が明確に見える興奮を感じました。
時代は、正にデジタル化社会となり、未熟練者であっても操作ができ、総てが電子制御により無駄をトコトンなくし、瞬時に連結された動きのある設備が開発されています。この流れが、益々、企業間競争の格差を広げていきます。
実は、よくよく世の中を見てみると、このレーザー機の改善と同じ考えで、徹底してムダを排除して、もっとも安全で効率よく仕事ができるシステムを取り入れているプリント基板会社があったのです。
これは5年前と比較した数値です。
生産性 2倍
在庫 1/2
不良率 1/5
納期 100%遵守
同じ人員で、この効率を生む生産システムを、東海神栄電子工業も導入しませんか、と声を掛けてもらいました。それが、「電子回路工業会ダントツ生産プロジェクト」(トヨタ生産方式)です。
もし今の人員で、不良が1/5になり、生産が倍になったら、お客様にも安心していただき、安定した収益が確保され、社員の人たちにも喜んでもらえる。思っただけでも、将来が明るくなります。
「ハイ、やります!」 これが私の返事でした。
東海神栄電子工業が、このダントツ生産プロジェクトを成功させたら、これまでの改善活動、秀観塾、掃除活動が活かされ、社員の人たちの処遇も改善され、模範的中小企業となることができます。
ただし、総ての企業が成功する訳ではありません。そこには、地味な、全社員一丸となってのムダ取り改善活動が必要になってきます。みんなで一緒に取り組んでいきましょう。