~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • みんなで、今、できることをして行こう!

    2011年04月01日

    3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。被災された方々のことを考えると、心落ち着くことなく、今日まで過ごしております。

    地震の震源地に近い南相馬市は、私が仕事を始めた時にお世話になったスタート地点でもあり、今でも多くの友人、知人がいます。

    今から42年前、創業の準備研修のため、南相馬市原町にある神栄工業で、約半年の間暮らしていました。また、「原町掃除に学ぶ会」の立上げの時も、最初から関わり、私にとっては非常に思い出深い土地でしたが、今回の津波で、一瞬にしてその工場近辺は瓦礫の山となり、総てが洗い尽くされてしまいました。

    そして、残った原町市内は、その後の原発の放射能汚染により、屋内待機と風評被害が重なった上、鉄道や道路も寸断状態となり、外部との連絡が途絶え、陸の孤島のような状態になっています。

    先日も、やっと南相馬の友人と連絡が取れたとき、「地獄の地獄です。避難所の体育館には、亡くなった人が折重なっている。」と聞いた時には、言葉になりませんでした。誰も、平和な日本でこのようなことが起きるとは、予想だにもしませんでした。

    その後、被災された人達と連絡が取れるようになり、会社、家が流されたこと、社員とも音信不通となっていること、自分自身、避難所住まいをしていることを聞くようになりました。しかしながら、その様な中でも、被災者でありながら困っている人たちの為に、残ってボランティアをしている仲間。大半の店舗を流されたが、社員の人たちと再起を誓って頑張っている人たち。困難な中であっても社員の協力で営業を再開できた話等々が伝わってきて、意外とみんなの声が力強く、前向きなのには、こちらの方が勇気づけられました。

    そして、このような大変困難な中にあっても、国や行政を批判する言葉を聞くこともなく、秩序を保って助け合い、勇気づけ合っている姿にふれた時に、東北の人たちの忍耐強さを感じました。

    みんなで力を合わせ、助け合い、日本を再生させましょう。

    今回の震災は、東北の人たちだけの問題ではなく、私たち一人一人が自分の問題として、一緒になって助け合い、苦しみを分ち合って、物心両面で応援していくことだと思います。 それと同時に、ボランティア活動にみられるように、一人一人が、日本中に健全な精神文化を再構築して、東北の人たちを温かく包み込んでいく運動を起こすことだと思います。

    それは、当たり前の事に感謝し、人に役立つこと、人に喜ばれることへの意識を高揚させることであります。その為にも、今まで以上に「日本を美しくする会」の活動に全力を投じます。4月3・4日、仙台、石巻へ行ってきます。

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