カーナビは本当に便利ですね。どこに行くにも活用しております。中でも、画面を二分割表示(画面半分は広範囲、半分は近距離範囲を表示)する機能がついているのですが、この二分割画面を活用することで、より安心して運転が出来るようになりました。
近距離画面は確かに便利で、身近なものを映しながら目の前の信号や建物をも表示し、進行の右・左・前進を矢印で示してくれます。しかしながら、それだけでは、今自分は本当に目標とする所へ正しく向かっているのか、目標からどのぐらいの地点にいるのかを知るのに不安が残ります。
その点、広範囲画面は、目標とする地点からどの位置にいるのかを知ることができ、目標へ向かっている安心感を得ることができます。このように、広範囲から自分の位置を知り、目の前の進行状況が間違っていないことを知って運転できますので、とても便利です。
実は、このことは、人生や経営においても同じことではないかと思いました。どうしても掃除や社員教育のように、目の前に成果が見えてこないものを続けていますと、これでよいのだろうかと不安になることがあります。そんな時に、今までやってきた経過や将来のこと、他社の事例等を入れて少し広く物事を考えてみますと、不思議と今やっていることの正否が見えてきます。
よく目先損得で人生を送っている人で、思いとは反対の方向へ行ってしまう人がいますが、このように二画面方式で物事をとらえていけば、目先に惑わされることなく人生を過ごしていけるのではないかと思いました。