昨年の紅白で、植村花菜さんが「トイレの神様」を歌い、正月にはドラマとして放映されました。
この話は、実際に植村花菜さんが体験した話であり、多くの人たちの心を打ちました。花菜さんは、おばあさんから、「トイレには、それはそれはキレイな女神さまがいるんやで。女神さまみたいに、べっぴんさんになれるんやで。」と言われ、せっせとトイレ磨きを続けてきました。
花菜さんは、幼少期、子どもなりに大変苦労されたと聞いていますが、厳しい家庭環境の中でも、すくすくと育ち、個性を花咲かせていきました。この話しを聞く中で、本当にトイレには「素敵な神様」がいると思いました。
昔から、トイレの使い方で、その人の運気が見えると言われています。それは、トイレは誰にも見られない個室で、素直に自分の姿が出るところでもあるからです。トイレを使って出るときがポイントで、下記の3タイプの人がいますので、ぜひ思い起こしてみてください。
1.トイレを使ったとき、汚してもそのまま退室する人
2.トイレを使ったとき、自分が汚したときは、きれいに処置していける人
3.トイレを使ったとき、自分が汚さなくとも、きれいに処置していける人
私たちは皆、多くの人たちとの交わりの中で生活をしています。一人で社会生活をおくっているという人は、誰一人としていません。 そして、幸せな生活をおくっている人たちの共通項は、よき人間関係に恵まれていることです。
このように、人に好かれる人にこそ、よき運気が集ってきます。逆に、自分勝手な人からは、運気が遠ざかっていきます。まして、自分勝手にふるまっている人に対して注意してくれる人はなかなかいませんので、自分勝手な人は、ますます縁から遠ざけられてしまいます。
そこで、自分がどのタイプなのか、自分の運気を見てみてください。もし1のタイプでしたら、きっと自分では気が付かないうちに運が逃げて行っていることでしょう。2のタイプは、普通の常識人だと思います。そして、3のタイプの人たちが、植村花菜さんやビートたけしさんですね。
人間は、見ているものに心が似ていくと言われています。誰もが使うトイレは、最初は美しいトイレだったと思いますが、使うことで汚れていきます。その汚れを取り去り磨くことで、美しさを取り戻している人にこそ、女神さまが宿ります。その時はきっと、その人の心も美しく輝いていることでしょう。美しい環境は、心を落ち着かせ、人を喜ばせ、磨けば磨くほど、自分の持っている潜在的な能力を顕在化してくれます。
このように、3の人たちばかりになった時、一人ひとりの個性が光り輝く素晴らしい会社になるものと思っています。