トイレを使った後を見ると、3つのタイプがあります。(1)汚していくタイプ。(2)その場に合わせているタイプ。(3)少しでも美しく始末していくタイプ。
挨拶でも同じです。(1)挨拶をしないタイプ。(2)相手に合わせるタイプ。(3)自分からすすんで挨拶の出来るタイプ。
さて、どのタイプに運気がやってくるのでしょうか。(1)のタイプは、幼児の精神性。(2)のタイプは、子供の精神性。(3)のタイプは、大人の精神性を持っていると言えます。
「運気」は、自分のしている行為に対して相手が応えてくれる状態でありますので、相手のことを考えずに自分勝手に汚したり、挨拶をしない人には、「運」はやってきません。また、相手が汚しているから、汚したままにしていくことや相手が挨拶をしてくれなかったから挨拶をしないことを続けていると相手に流され、悪い状態の上塗りとなり、これまた「運」はやってきません。
「運」は、自ら相手が喜ぶ状態を作っているところへ、引き込まれるようにやってくるものです。では、どうしらた「運気」のある人になれるでしょうか。
そのヒントが、先日、松下政経塾へ行ったとき、松下幸之助翁の言葉として「世のため、人のため、ひいては自分の為になることをやったら、必ず成就します。」とありました。そして、幸之助翁は、政経塾に来た時の第一声が「塾生は、掃除をしていますか」とのことだったそうです。
掃除をしている人は、確かに汚さなくなり、「場を活かし、人を喜ばせ、自己を成長させる」 ことが出来るようになり、「運気」 が益々よくなっていくようです。