トイレ掃除のリーダーに、挑戦してみてください。
トイレ掃除のリーダーの任務は、与えられたトイレと集まったメンバーを素直に受け入れ、その場を最大限に活かし、感動を持ってもって終えることが大きな目的となります。
しかしながら、参加メンバーの中には、はじめからやる気のない人、いやいや参加した人もいることが多々あります。その場合、どのようにして、それらの人達もトイレ掃除に巻き込むかが課題となります。特に子供たちには叱ったり、注意したりするとその場が暗くなったり、やる気をなくして心が離れてしまいます。
上手に行っているリーダーの共通点は、まず率先垂範で自分から手本を示し、相手の立場に立って教え、少しでも汚れが取れたり、光ってきた時にほめてあげたりするタイミングが絶妙であり、決して叱ることはしません。また、人員配置も、子ども、大人、教師、男女のバランスをうまく考え、お互いを意識し合える状況を作っています。
つまり、トイレ掃除のリーダーは、どんな汚れたトイレであっても、参加メンバーがどのよう人であっても受け入れていく事が条件であり、この条件をどう活かすかがリーダーの勉強となるのです。
そして、リーダーを経験した人の共通点は、自分の未熟さに気づくと同時に、メンバーの人たちが素直に指示に従ってくれた時の喜びを語ります。逆に言えば、自分がリーダーでなく、メンバーであっても、素直な気持ちでリーダーに協力することがいかに大切であるかも分かるものです。
この体験を通じて得たものを職場、家庭で活かしていくならば、自分がどのような立場であつたとしても、その場を活かすキーマンになれることも学ぶことが出来ます。
最も汚いといわれるトイレでの研修であるからこそ、得られるものも大きいなもと思っておりますので、みなさんもトイレ掃除のリーダーに積極的に挑戦してみてください。
今月は、いよいよ18・19日と大正村掃除に学ぶ会が開催されますので、楽しみにご参加ください。