~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • ナカヤマ・グループの社名の由来

    2013年12月01日

    この11月30日に、グループ会社の(株)ナカヤマの社長を田中孝夫に交代いたしました。

    現ナカヤマ・グループは、(株)ナカヤマ、(株)中山理研、東海神栄電子工業(株)の三社で構成され、社員数220名、総売上40億円の規模となっています。

    ナカヤマ・グループの創業は、昭和21年、故田中春雄前会長が、夫婦二人で砂糖の卸売りを始めたところから始まりました。その後、お客様の要望に応えて、和菓子材料、学校給食・レストラン食品卸、包装資材、中でも野菜・花袋、ラベルへと商品構成を広げていきました。

    そして、恵那にリコー時計が誘致された時、時計の文字板印刷の仕事を(株)中山理研として始め、私が大学を卒業すると同時に、神栄工業と業務提携をして、東海神栄電子工業(株)を設立し、ナカヤマ・グループとして現在に至っています。

    なぜ、創業者の春雄前会長が、ナカヤマと言う会社名にこだわったのかと言いますと、それは、恵那の地に来るきっかけとなった、義父中山秀次郎との出会いがあったからです。

    実は、中山秀次郎は、恵那の生まれではなく、財産も信用もゼロからの出発でした。春雄前会長も、同じ境遇で、まして戦後の混乱期、先が見えない時代にあって、何を指針としていけばよいのかを考えぬいた中で、中山秀次郎の「誠実、勤勉、人に役立ち、喜ばれる」生き方こそ経営の王道と確信し、ナカヤマと言う名前にしました。

    その後、春雄前会長は、「人の喜びは、我が喜び」として経営面だけではなく、恵那市民に喜ばれる多くの事業を寄贈し、後世へ社会的財産を残しました。これらは、今ではお金に変えられないナカヤマの信用力となっています。

    このように、先代が身を挺して実践してきた「誠実、勤勉、人に役立ち、喜ばれる」生き方を経営の基本に置いて、「掃除と秀観塾」を日々実践していくならば、ナカヤマ・グループは、ピラミッド成長理論を実証し、誇りある「小さな世界企業」に成長していくものと確信し、次世代へのバトンタッチに入りました。

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