この一年を振り返りますと、休日がとれたのは、月に一度程度で誠に忙しい日々でしたが、それも、健康に助けられ、日々目的を持って過ごせたからだと感謝しております。
特に、日本を美しくする会の鍵山秀三郎相談役が、昨年の秋に脳梗塞で倒れたことから、代行として日本各地へ、そして海外へと行くこととなり、活動範囲が広がりました。しかしながら、そのことで、多くの人たちとの出逢いをいただき、掃除の素晴らしさをこれまで以上に知るよい機会ともなりました。
今、ナカヤマ・グループでは、毎朝、各社一斉に掃除をしてから仕事に入ることが習慣化され、各職場の整理整頓がより進んでいます。その結果、生産効率の向上と不良率の低減が、昨年以上に進むことができました。また、洗車の効果から、車両も美しく管理され、大きな車両事故もありませんでした。また、職場での大きな事故も発生することなく、退職者もほとんどなく、いい人間関係を保つことができました。
そして今、各職場では、改善活動が継続して行われ、発表会も定例化され、職場の活性化が進み、自主的な勉強会も開催されるようになってきました。
一方、今年のナカヤマ・グループの共同事業として、春には運動会、秋には大正村掃除に学ぶ会を開催することができました。運動会は、今年も入社二、三年目の新入社員を中心にして運営され、家族も連れだっての参加が多くあり、160名程の大会となり大盛況でした。
秋の大正村掃除に学ぶ会では、(11月の社長メッセージにも記載しましたが)明智中学校、恵那南高校の全生徒、教師が参加となり、生徒が前面に出て、ナカヤマ・グループの社員は裏方として、最後まで本当によく頑張ってくれました。
お蔭さまで、中学生、高校生が主催者側に立つことができ、これまでにない画期的な大会となり、生徒たちの顔が輝いていたのが印象的でした。
また、学校は勿論、学校周辺や大正村各施設、通学用電車等を、地域の人たちと共に清掃することで地域への愛着が生まれ、過疎化阻止への一助になっていくことも確信が持てるようになりました。
そこで、来年からは、より一層、PTA、先生方に協力していただいて学校行事する一方、大正村の人たち、地元企業にも、これまで以上に参加を呼びかけ、外部からの来訪者を交えた一大イベントとしての地域交流型の運動にしていきたく思っております。
掃除に学ぶ会の運動は、恵那市の日本大正村から始まりました。その広がりの基には、ナカヤマ・グループ社員の人たちの協力があってのことと感謝しております。
今後も、ナカヤマ・グループの社会的使命として、地域社会に役立ち、喜ばれる会社を目指し、より一層の掃除活動を社内外共に進めていきたく思っております。