今年も、今井正明先生がコンサルタントされている、海外の大手企業の方々が、日本の製造業の改善(KAIZEN)事例視察のため、東海神栄電子工業に来社されました。
今年はインド、オーストラリア、ルーマニア、インドネシア、ポルトガル、ロシアから、18名の経営者・幹部の方々が、中部地区にあります、トヨタ、トヨタハウス、ヤマザキマザック、ヤマハ、NGK、東郷に混ざって、当社にも来てくださいました。
今井先生の案内で、観光も買い物時間もない過密スケジュールの中、当社には、12日の午後から夕方まで、約3時間半もの時間をとって、私の話を聞き、現場見学をされました。
東海神栄のポイントは、「日々の掃除をベースとした改善」です。特に、社長から社員までが一体となって早朝掃除を行い、社内整備を済ませてから仕事にかかることに驚かれていました。そして、改善活動が、社員の自主性を尊重された中で行われ、現場を回った時も、全員が笑顔で会釈し、生き生きして仕事をしている姿に感動した、と大半の方からお誉めの言葉をいただきました。
最後に参加者からの感想として、「私たちは、会社見学にきましたが、そうではなく、家庭訪問となりました。そして何よりも、私たちも、家族の一員になったような気持ちです。」と、家族のような温かさを感じた、と話してくださいました。
数日後、今井先生からファクスが送られてきました。それは、今回の参加者からのアンケートが出ましたので報告します、というもので、今回の視察での満足度が、訪問会社ごとに記入されていたのですが、驚いたことに、東海神栄は、全員からトップのオール5の評価をいただいて最高点となっていました。
掃除は、場の持っている力を再生させ、社員一人ひとりの人間力を高めてくれる最高の実践活動だと、改めて確信することができました。