明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、今年は、アベノミクスの経済効果から、景気が上向いていく論調が多く、株高からも、好景気な年になるだろうとの予測が多く見られます。しかしながら、本当に日本の未来は明るいのでしょうか。
確かに、1991年のバブル崩壊により、失われた20年と言われ、今日まで経済の混迷が続いてきました。この低迷期を抜け出す為に、アベノミクスとして、金融緩和、公共投資、企業力再生の政策が打ち出され、円安、インフレへと流れが作られました。そして、4月から消費税が8%へ引き上げられ、大衆課税と大企業優遇策をもって経済の建て直しが行われます。
この政策の遂行は、人口減少、超高齢化社会の日本では、田舎の過疎化と都市集中を促進させ、生き残りをかけた大企業の強引な拡大策とコスト引締めにより、地方の中小企業の整理淘汰が急速に進みます。
このように、アベノミクスの経済復活策は、企業の二極化となって、選び選ばれる選別の波が急速に襲ってきます。
ナカヤマ・グループは、会社の理念となる社是の下、中長期経営計画ともいえる「ピラミックス成長理論」に基づいて経営を続けてきました。そのお蔭で、幾多の困難にも合いましたが、その都度、危機を乗り越えて今日まできました。
社是
よりよい商品づくりを通じて、
お客様、仲間、地域に喜ばれ、
みんなが幸せになれる会社をめざします
今年の指針として
1. 常に収支バランスを見て経営を行うこと
2. 収支の恒常的危機を感じた時、ピラミックス成長理論に照らして現在地を確認すること
3. 情報の共有化と人材育成の場として「掃除と秀観塾」を継続すること
4. 改善活動に取り組むこと
今年の人間力向上のために
1. 物事には、すべて一長一短があることを知り、よい点に目を向け伸ばすこと
2. 環境や他人の勢にして愚痴・言い訳することなく、当事者(改善者)となること
3. 一呼吸置いて、広く、深く考えてみること
今年は設備投資を行います
1. ナカヤマ化成部の東野白坂工場への移転と設備増設
2. 中山理研の最新鋭設備の導入
3. 東海神栄の設備更新と特許製品の製品化