~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 家系図(家族史)づくりに挑戦しています

    2015年05月01日

    先日、天明茂先生から、新刊「なぜ、うまくいっている会社の経営者は、ご先祖を大切にするのか」をいただきました。(副題は「家系図を作ると、不思議と事業が発展する」)

    以前にも、天明先生に、家系図を作ることで、田中家にとって今まで見えてこなかったことが見えてきて、事業も人生もよくなっていきます、と教えていただきました。

    確かに、田中家の歴史を見ますと、故春雄会長は、父親の道楽で家が破産し、極貧の為に若くして家を出て働き、その後、事業を立ち上げ、社会的活動にも惜しみなく心血をそそぎ、今日のナカヤマ・グループを築き上げてくれました。

    そこで、何故、田中家と事業を再興できたのかを知りたくて、家系図づくりに着手いたしました。

    そして分かったことですが、私の母親の家系においても、曾祖父の代に破産しており、家族は塗炭の苦しみを強いられ、祖父・中山秀次郎が立て直しています。その経験から、祖父は、同じ境遇に苦しんでいた田中春雄を見て、手をさしのべたものと思われます。

    では、中山秀次郎は、田中春雄の何を見て手を差し伸べたのでしょうか。それは、春雄の「どのような境遇に置かれても、素直で誠実に働く姿」であったと思います。

    このように、田中家も中山家も、数代前の祖先は、立派な事業を受け継いだにも関わらず、賭け事と放蕩生活から身を崩し、事業も家庭をも破産させています。

    逆に、中山秀次郎、田中春雄は「先代の不徳の行為の恐ろしさを学び、徳を積んでいくことで、事業も人生もよくなっていく」ことを身を持って教えてくれました。

    このように、家系図を作る中で、繁栄、破綻、繁栄の繰り返しが起きていることが分かり、その破綻の切っ掛けは、すべて恵まれた環境に甘んじた家長の放蕩から生じていました。

    この輪廻を繰り返させないことが、私の最大の仕事であり、子や孫たちに残していきたい財産だと思っています。

    しかしながら、この財産は、非常に尊い財産でありますが、見えないがゆえ、恵まれた環境に置かれてくると、ついつい忘れがちになります。そこで、この無形の財産(田中家の家族史)を次の世代に渡していく為に、今回、田中春雄・政榮を中心とした家系図(家族史)を作成することにいたしました。

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