今から25年前に、三つの大きな人生目標を立てました。
1. ピラミックス成長理論の実践により、ナカヤマ・グループを名実共に誇りの持てる会社にする。
2. 将来、恵那・中津川に素晴らしい会社が育つことを目標に、仲間と共に「21世紀クラブ」を設立し、運営事務局を担う。
3. 鍵山秀三郎相談役の「掃除を通じて人生も会社もよくなってもらい、世の中から心の荒みをなくしていきたい。」との理念で、「日本を美しくする会・掃除に学ぶ会」を広く世の中に広めていく。
まず21世紀クラブですが、平成4年から「よい生き方を学ぶ為に、全国から素晴らしい生き方をされている先生を招いて学びを深める」との合言葉で活動を続けてきました。その甲斐あって、今では全国各地より見学者が訪れ、素晴らしい専門技術を持った会社が増えてきました。
例えば、地元では、恵那重機、金子建築工業、銀の森コーポレーション、木曽路物産、サラダコスモ、中津川スバル販売の各社は、みんな創立以来の法人会員です。その中心的運営任務を担い、地域の経営者に喜ばれる活動となりました。
次に、日本を美しくする会・各地掃除に学ぶ会ですが、平成5年11月に、日本大正村で、21世紀クラブの活動として35名で始まりましたが、現在では、全国123ヶ所、海外4ヶ国に鍵山掃除道として広まってきました。現在、会長職としての重責を務めさせていただき、大きな社会運動となってきています。
そして、私の願い、ピラミックス成長理論の実現です。
「ピラミックス成長理論」とは、企業の成長を五段階に表し、樹木のごとく、年輪を重ねるごとに根を張り巡らせ成長させていく「良樹細根」経営です。その根となる社員一人一人の人間力・技術力を会社にしっかりと根づかせるために、社員の自主性を尊重し相互理解を深める「秀観塾」と全員参加の経営計画をつくる「拡大秀観塾」、そして、働きやすい環境づくりのための「早朝掃除」を行ってきました。
これまで、ピラミックス成長理論を骨核としてきたことで、同業他社が倒産・廃業に追い込められる中であってもナカヤマ・グループは存続・成長してきましたが、名実ともに誇れるレベルには、まだまだ発展途上です。
そこで、今年こそ、(株)ナカヤマ田中孝夫社長、東海神栄電子工業(株)秋山専務を先頭に、全社員一丸となって、ナカヤマ・グループを4段階目に上げられる年となることを願い、新年のメッセージといたします。