この秋は、結婚式で祝辞を述べる機会が増えました。そこで、私が若き頃に教えていただき、よかったことを伝えるようにしています。
1. できるだけ母体を健康な状態にすること。
2. 子供は親のしているように育っていくこと。(無意識下の教育)
昔と比べて、生まれてくる子供の中に、何らかの問題をもって生まれることが増えていると聞きます。その原因の一つに、母親の妊娠期の体調管理の無頓着さから、赤ちゃんが育つ体内環境がよくないことが考えられるそうです。
それは、妊婦の喫煙、飲酒、ファーストフード、コンビニ食品、肉類過多等の食事などです。せめて赤ちゃんがお腹で育つ十月十日は、新鮮な野菜、穀物、豆腐、納豆など発酵食品を多く取り、血液をサラサラにして羊水を綺麗にしてもらえればと願っております。
次に、育児のことです。人に愛され、勉強好きで、将来、仕事好きな子に育ててもらいたい、ということです。人は、環境の影響を受けて思考が決まっていきます。
1. 子供と本読みをすること。親も本を読んでください。
2. 子供の前では、仕事や仲間への愚痴、不平、不満を言わないこと。
3. 身近な者に、感謝の気持ちを伝えること。
私の家では、子供たちから、私は「パパ」、女房は「お母さん」と呼ばれています。それは、子供が生まれた時、私は「お父さん」、女房は「ママ」と呼ばれたかったので、お互いに譲り合うことなく、私は女房のことを「お母さん」、女房は私のことを「パパ」と呼び合いました。その結果、我が家では、互いの思いとは逆に、「パパ」と「お母さん」という呼び方が定着してしまいました。
一方、子育てでは教わった通り「本読みを大切にすること。愚痴を言わないこと。感謝の言葉を使うこと。」を続けましたところ、無意識の内に、子供たちにも習慣となり、立派に育ってくれました。
そして何よりも夫婦が仲良く人生をおくるためには、出会った時のことを忘れずに、長所に光を当て、短所を補っていったならば、きっと素晴らしい人生なると思います。
幸せとは、「家族を中心とした身近な人たちとのよき人間関係」にあると思いますので、先輩として経験したことを書かせていただきました。