ナカヤマ・グループには、22年以上続いている社員研修塾「秀観塾」(しゅうかんじゅく)があります。「よい会社づくり」を目指し、毎月、土・日の休日を利用して一泊二日の泊り込み研修を行っています。名称の「秀」は、生涯誠実な生き方を貫いた創業者の中山秀次郎からいただきました。そして「観」は、十一面観音様からいただきました。この秀観塾を通じて、互いに学び合うことで、よい習慣を身に付け、助け合い、働きやすい会社づくりを目指しています。
最初の頃は、私も一緒に寝泊りしてフル参加で指導をしてきましたが、何時の頃からか、最初に社長としての思いだけを話させていただき、後はリーダーたちに任せるようになりました。勿論、この秀観塾は、役職、年齢に関係なく、同じ目線で学び合うところに、そのよさがあります。
この7月に参加した浅野友香さんの感想文が大変よかったので、本人の了承を得て紹介させていただきます。なお、今回のテーマは「当り前のことが、当り前に出来る会社づくり」で、サブテーマは「当り前がもたらす力」でした。
「2日間を通して、一番よかったことは、何事もスムーズに出来たことです。私は食事班だったけど、夕食も朝食も残飯もあまり残ることなく、準備や片付けも全員が進んで手伝ってくれて、ものすごく嬉しく思いましたし、すごく助かりました。一人の力だけでは大変なことも、みんなが力を合わせれば、こんなにも楽で早くできることを改めて実感できました。また、今回参加したメンバーは、ものすごく人柄のよい人たちで、どんな時にも笑いが絶えない明るい雰囲気でした。そして、頼み事をしても嫌な顔をしないで引き受けてくれたことが、とっても嬉しく思いました。
反省点やこうすれば良かったと言うことを思い浮かべようとしてもあまりでてこないのは、運営幹事さんの二人が、しっかりと前段取りをしてくれたことと、的確に指示をしてくれたお蔭だと思いました。私は、リーダーという仕事はすごく苦手だけど、二人の姿を見ていて見習わなくてはいけないと思いました。
今回の秀観塾で、自分に足りないものや見習わなくてはいけない事など発見できてよかったです。2日間、ありがとうございました。」
以上が浅野さんの感想文ですが、他の参加者たちからも、「今回の秀観塾に参加できてよかった。また来年も同じメンバーで行いたい」との声を聞きました。
一人ひとりが役割を持ち、同じ方向を向いて助け合っていく姿に感動すると同時に、よい会社づくりのヒントが一杯つまった秀観塾となったことを、大変嬉しく思いました。