9月24・25日とブラジル・サンパウロにて、掃除に学ぶ会「第一回世界大会inブラジル」が開催されました。日本から110名、台湾から5名の参加と、日系企業を中心に、各種宗教団体を含め約6千人のブラジルの青年たちと学校とパウリスタ大通りの掃除大会が開催されました。
ブラジルでの掃除運動の始まりは、今から10年前、サンパウロで美容院を経営しているSOHOの飯島秀昭社長が阪神大震災の時に、日本に来ていて、被災地のトイレ掃除をしていた私たちの活動を見て、自らも参加し大変感動されました。帰国後、日系の仲間の人たちに呼びかけブラジル掃除に学ぶ会を立上げされ、今日まで10年間、毎月、掃除活動を続けてこられました。
また、この十年間、飯島社長は、SOHOの社員教育と会社の社会貢献活動として、社員の人たちを巻き込んで続けられ、SOHOは、サンパウロでは知らない人はいない有名な美容院チエーンとなりました。そして、毎年、ブラジル掃除に学ぶ会が開催される中で、日本から多くの人たちが参加して、両国の交流を深めながら今回の第一回世界大会となりました。
ブラジル人の社会には、掃除は、下層の人たちが行うものであるという考えが浸透していて、家の掃除も掃除夫の人たちに任せています。そのように中にあっての、トイレ掃除大会は、ブラジルの人たちにとっては、特別にものであったと思っております。
しかしながら、トイレ掃除に参加した子供たちは、大人たちや仲間と一緒にトイレを磨き、光を増すほどに歓喜の声を上げ、感動の体験発表をしたことを忘れることが出来ません。
掃除が生み出す力は、万国共通のものであり、場を再生することにより、身も心も清められ、お互いのつながりを呼び戻し、善なる心を育み、自己も他も成長させるエネルギーを生み出す素晴らしいものであると再認識いたしました。そして、ブラジルの人たちは、大自然と共生していることへの感謝と喜びをもっていること、そして何よりもブラジルに誇りを持って生きていること、当り前のようで、私たちが忘れてしまったことに気づかせていただけた大会でした。次回の世界大会は、二年後、台湾にて行われます。