先日、会社の手払場の掃除を約3時間行いました。当初1時間の予定でしたが、3時間も磨いてしまいました。
その魅力は、磨いていると場がどんどん明るく美しくなって、その場のいのちがよみがえり喜んでいるような感じがして、途中で止められなくなったからです。
確かに掃除は、その場のいのちを再生する力をもっています。例えば、汚れて嫌われていたトイレでも、徹底した掃除をすることにより、トイレがピカピカとなりスッキリした雰囲気となり、愛らしくなります。また、手を入れていることで自分の気持も変えてしまいます。
それは、磨いているつもりがいつの間にか自分自身の心を磨き、自分自身の持つよさ、つまり持ち味を引き出しているからだと気がつきました。
この13年間毎日掃除を続けてきましたが、確かに場が美しくなることは勿論ですが、その都度 場を受入れ、掃除を通じて自分自身を見、自己を反省し、喜びを感受することにより、他と比較したり他をうらやむことがなくなり、自分らしく生きていこうと思えるようになりました。
その意味でも、掃除は、自分の持ち味を引き出してくれる最高の業と思います。