~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 早朝のゴミ拾い始めました

    2009年07月01日

    私が掃除を始めたきっかけは、イエローハット創業者である鍵山秀三郎相談役との出逢いからです。以来17年間、毎朝掃除を続け、今では全社運動となってきました。その掃除の持つ力は想像以上で、今日まで健全な経営を続けてくることができました。

    そしてこの間、鍵山相談役から多くの教えをいただきましたが、どうしても相談役のように、周りの人たちへの気配り、気付き、行動力の粋には達することができません。どうしてあそこまで出来るのか、不思議に思うことさえあります。鍵山相談役からは、掃除に取組んでいる姿勢を見れば、その人の生き方まで見えてくる、と言われたことがありました。

    確かに、鍵山相談役は、一緒に掃除をしていても、私たちが気が付かないところのゴミまでも見つけられ、さっと拾われる姿には驚くばかりであります。どうしたら、鍵山相談役のようになれるのだろうかと考えてみたところ、それは、相談役がしてみえる「毎朝の会社周辺の掃除」にあると思いました。鍵山相談役は、講演や仕事の予定が入っていても、また、休日であっても、在宅の時は必ず、まず早朝掃除を済ませてから一日を始められます。ここに、相談役の総ての源泉があるような気がしております。

    そこで私も、先月から、毎朝5時頃から会社周辺と駅までのゴミ拾いを始めるようにしました。早朝の澄み切った空気を胸一杯すって、日の出を背にゴミを一つひとつ拾う楽しさは格別で、一人ですから気負いもなく、休日でも、毎日出来るようになりました。確かに、普段見落としがちのゴミにも目が行くようになり、さっと拾うことも出来、スピードもアップしております。そして、ゴミ拾いを終えてからの朝食は、また格別な美味しさです。

    その後出社して、今度は社員の人たちと一緒に、1時間みっちり職場清掃を行っていますが、本当にありがたいことだと改めて思えるようになりました。

    鍵山相談役は、常々身近な実践の大切さを説いてみえますが、正にその通りで、このような激動の時こそ、身近な小さなことを大切に、重心を下にし、大局を見ていけば、道を間違うことはないと思う昨今です。
     

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