この度、(株)ナカヤマと東海神栄電子工業(株)から申請しておりました特許案件が、正式に受理認可され、特許庁より特許証が届きました。
1.ナカヤマが申請していたものは、切り花の袋です。これまで、花を袋から取り出す時には、花を逆さにして無理に袋から引き出さなければならず、花を傷めることがありました。
そこで、袋の中央辺りに横の切れ目をいれることで、花を取り出す際、その切れ目から上を軽く引きちぎることで、上段の袋片面を除去することができ、花を傷めることなく、簡単に取り出せることができるようになりました。現在、お客様から好評を得て、生産に入っています。
2.東海神栄電子工業が申請していたものは、プリント基板上の文字印刷です。これまで、プリント基板上の部品の文字は、シルクスクリーン印刷により文字印刷をしていたのですが、それを、特殊加工したフイルムにより基板上のレジストインク皮膜上に焼き付けることで、異なる発光色を作り、文字を明示する、という画期的な方式です。
これにより、これまで微細な部品搭載時に、文字インクの凸が邪魔をして接着精度が出せなかったことが、平面になることで接着精度があがります。また、人に頼る熟練を要したシルクスクリーンの仕事が、フイルム合せにより、誰でもできるようになります。
長年の夢でありました、特許の取れるナカヤマ・グループが、社員のみなさんのお陰で現実のものと成ってきました。
みなさんもご存じのように、特許は簡単に取得できるものではありません。その為には、身近な日々の改善の積み重ねがあって生まれるものであり、みなさんの智恵で生まれたものです。
ナカヤマ・グループは、「掃除をベースにした改善活動」を継続していますので、これからも、多くの改善と特許が生まれ、素晴らしい会社へとなっていくことが楽しみです。