4月20・21日に、第11回台湾美化協会全国大会が開催され、ナカヤマグループからも4名参加し、日本からは合計150名、現地で650名、総勢800名の盛大な大会となりました。
20日の前夜祭は、台北の天母國際会議中心にて、上甲晃先生が「思いは遠く、実践は足もとから」をテーマに講演され、その後、交流会と続き、21日には、陽明山小学校での掃除実習大会となりました。
昨年までは、統一超商グループが台湾美化協会の総ての企画運営に携わり、この10年間で、各地に45支部が結成され、台湾社会に大きく貢献する社会運動にもなっていました。
ところが、昨年6月、徐重仁社長が統一超商の社長を勇退された後、後任の新社長が、これまで培ってきた台湾美化協会の活動と支援を一切行わないことを決定されたことで、台湾美化協会はこれまでの足場を失う事態に遭遇しました。
このことを大変残念に思われた徐社長は、台湾美化協会が、これまで台湾社会に与えた影響とその存続の使命を強く感じ、親しい経営者に呼びかけ、社団法人台湾美化協会として再結成されて、今回の大会となりました。ただし、これまで大会運営に携わってきた経験者は、徐理事長以外では、今大会の実行委員長の余さんただ一人という、とても不安な状況でありました。
しかしながら、これまで徐理事長にお世話になった多くの人たちが、手伝うために手弁当で駆けつけられ、中でも、セブンイレブン・グループ店の女性社長たちには圧倒されました。その多くが、夫婦、息子、娘総出で準備の段階から参加され、異口同音に「徐理事長ご夫妻とは家族ですから」と言って、最後まで下働きに徹してみえました。
そして、驚くことに21日の掃除大会には、新生台湾美化協会理事の社長の多くが、社員の人たちを伴って参加され、その他にも、環境庁長官、教育関係、ロータリー関係、米山会関係者等、40団体、総勢800名の参加となり、これまでにない熱気にあふれた大会となったのです。
今大会は、「徐重仁理事長の志」に賛同する人たちによる、新たなスタートとして、一企業に頼ることなく、多くの企業、仲間たちの賛同を得て台湾社会に広がっていく、大きな節目の大会であったと確信いたしました。そして、今後は今まで以上に、新生台湾美化協会の活動を通じて日本の人たちとの交流を計っていきたい、と抱負を述べてみえたことが強く印象に残っています。
ナカヤマ・グループも、徐理事長の考えに賛同し、今まで以上に、台湾美化協会との交流を深めていきたく思っております。