先日、日本大正村(恵那市明智町)にて、第17回大正村掃除に学ぶ会(15周年記念大会)が開催され、素晴らしい2日間となりました。
平成5年11月7・8日に、大正村に鍵山秀三郎イエローハット相談役を招き、第一回掃除に学ぶ会を開催したときには、参加者は、わずか35名でした。あれから15年の歳月が経ちましたが、今では、47都道府県すべてに計118ヶ所の各地掃除に学ぶ会ができ、さらに、ブラジル、ニューヨーク、中国、台湾へと、海外へも広がっています。
大正村掃除に学ぶ会は、毎年、同じ会場(学校や施設)での開催になりますが、全国各地から、一度は発祥の地の掃除大会に参加してみようとの思いを抱いてくださる方が多数参加してくださり、今回も545名の大会となりました。
大正村掃除に学ぶ会の特長は、大正村関係者の温かいボランティア精神に支えられていることです。会場提供から、道案内、昼食づくり、など、裏方に徹した協力をしていただいています。また、地元の明智中学校生の協力も素晴らしく、掃除参加だけでなく、ストレッチ体操や合唱の指導まで受け持ってもらいました。
このように、今では大正村関係者、地元各学校、近隣企業の方たちなど、たくさんの方の協力で成り立っておりますが、始めた当初は、橋本さん夫婦と私たち夫婦が中心となった小さな会でした。しかし、回数を重ねるごとに、地元や周辺の方々が積極的に協力をしてくださるようになりました。そして何より、私どもナカヤマ・グループの社員たちも、積極的に協力してくれるようになりました。今では、実行委員長を始め、総ての担当を担い、外部の人たちと共に運営が出来るまでになってきています。
今回も、社員(ナカヤマ:安藤利寛さん、東海神栄:西尾和義さん)が実行委員長として、しっかりした組織が構成され、各担当が事前準備に時間をかけ、不慮の事態をも考慮した対策まで組まれ、万全の体制で臨んでくれました。お蔭さまで、私の仕事は講師担当のみとなり、何も心配することなく大会を終えることが出来ました。
さらに今回は、「掃除を通じてコミュニケーションを高めよう」とのスローガンで開催されましたが、名札に工夫をこらしたことで、互いに名前で声を掛け合い、終始和気あいあいとした雰囲気で終えることができ、最後には別れを惜しむ光景をも、多く見ることができました。
今回の大会を見ていて、会社のありようもこれと同じで、社員の人たちの自主性を尊重して仕事を任せていけば、心を一つにして、立派に運営してくれることを強く実感しました。その意味では、会社のあるべき理想の姿を見たような思いです。社員の人たちに心から感謝すると共に、会社においても、互いに助け