10月18・19日、快晴の中、第13回大正村掃除に学ぶ会を738名の登録をいただき開催することができました。
18日の記念講演は、田中真澄先生をお招きして「人生、今日が始まり」と題して話しをしていただきました。田中真澄先生の講演会を17年前に聞く機会があり、その時、生涯教育の重要性を強く感じ、生涯教育をライフワークと決めました。そして、家庭教育、社員教育のベースに、田中真澄先生の基本行動の大切さを学び合う場として、社内では秀観塾、地域では21世紀クラブを始めることとなりました。
今回も、250名の会場に350名近い人たちが入り、熱気むんむんの中、あっと言う間の1時間半でした。講演会終了後の先生のワイシャツは汗でびっしょりとなり、早速に着替えをされましたが、その時、先生の顔は、目が青く、痙攣していたように見えました。正に全身全霊をこの場に出し尽くされ、すべてを出し切った姿を見た思いであります。
このことが、聞く人たちの心を動かし、リピートとなり、誰にも負けない講演回数を重ねてみえるものと思います。話術やテクニックを超えた先生の姿勢に今回も接しさせていただき学び多き一日となりました。
19日の掃除実習には、明智小学校と吉田小学校の二ヶ所で開会式を行いましたが、明智小学校の体育館には入り切れないほどの人達となりました。特に今回は、吉田小学校の小学生、明智中学の中学生、明智商業の高校生が250名ほど参加し、今までにない盛り上りとなりました。
中でも一番の問題は、人数が多すぎてトイレの掃除個所がなくなり、多くの中学生に、学校の廊下の壁とガラス拭きをお願いいたしましたが、日ごろから掃除が行き届いていて、美しいところを、より美しくの掃除実習となりました。
大正村の掃除大会は、掃除に学ぶ会のメンバーとして大正村、町、学校、地域の人たちも参加し運営されています。中でも、婦人会の人達が作ってくださるトン汁とご飯は大好評で、数日前から念入りに準備していただきました。また、男の人達には、駐車場、会場作り、場内整備、記録等を担当していただきました。
学校関係の人達には、生徒参加の啓蒙活動に協力していただき、多くの生徒の自主参加に結びつきました。そして、掃除用具の準備、当日の進行を21世紀クラブが担当いたしました。このように、それぞれの持ち場を活かし、一体となった運営が、この大正村の特長であり、つながりを大切にした運動となってきました。
掃除は、「場を活かし、場は人を活かす」と言いますが、地域の人たちとの心のつながりを深め、感動を共有し、お互いを活かし合える掃除に学ぶ会となってきましたことに感謝しております。