今年の秀観塾(社内研修)は、環境変化に強い会社づくりを目指し、「自然から学ぶ」をテーマとした花壇づくり行っています。
その基本は、「よき土壌づくりこそ、よき草花を育てる」ことを体験を通じて学ぶことです。まず最初に、会社の駐車場にある真言碑と入口前の芝の張替えを行いました。どちらの芝も枯れはてた状態でしたので、まずは雑草を取り、石ころ混ざりの固くなった土を掘り起こし、新しい腐葉土と入れ替えました。排出した土は、軽トラック10杯分以上にもなり、大変な重労働でしたが、柔らかい腐葉土と交換することで新しい芝苗を植えることができ、芝張り作業を終えることができました。
一方、花壇づくりも同じで、土壌が固くなっていて、とても草花が育つような状態ではありませんでした。そこで、これらの花壇も土を掘り起こし、小石を取り除き、肥料を入れて耕して柔らかな土壌にしてから、ペチュニアの苗を植えることが出来ました。
こうして、今年2月から始まった芝と花壇作りも、土壌作りから始め、毎月、苗植え、雑草取り、追肥等々を行っていく中で、今では、それは見事に咲きほこりる素晴らしい花壇に生まれ変わりました。また、どちらの芝も青々とした絨毯のようになり、美しい花壇と緑の芝とのコントラストが、会社をより美しく落ち着いた雰囲気にしてくれています。
そして、自分たちで土壌つくりから苗植えまでしましたので、みんなが愛着を持ち、例え休みの日であっても、毎朝、水をかけ、雑草を抜いたり手入れをしてくれるようになり、憩いの場にもなっています。
このように、今年は芝張りや花壇づくりを通じて土壌づくりの大切さを学ぶことで、ナカヤマ・グループが長年取組んでいる「掃除と社員教育」が、会社で言う「土壌づくり」であることを秀観塾で学んでいます。
そして、よき土壌づくり(よき社風づくり)こそが会社経営の基本であり、その上に日々の手入れ(管理)をしていくならば、しっかり根を張った会社として厳しい時代を乗越えていけるものと確信しています。