8月に橋本宙八先生の主催する半断食に女房と行ってきました。その切っ掛けは結婚した娘が一昨年の春に半断食に参加し、食生活の見直しにより健康優良児を、それも自宅出産してくれたことからです。それと私自身、一昨年の秋に肝臓、腎臓の機能低下によりガン化寸前まで行った体が玄米菜食によりよくなってきましたので、その最終確認も兼ねて行ってきました。
健康体を維持するには、心と運動と食が三大要点であり、心の持ち方が一番大切で、食は美味しくいただくことと思い込んでいましたが、身近で心やさしい方、よい生き方をされている方がガンになられたり病気になられるのを見ていて、食が一番大切であると自分の体験を通じて思うようになりました。
橋本宙八先生は、「食は運命をつくる」と言ってみえますが、その通りだと確信をもって言えるようになりました。特に50歳以上になりますと肉体の衰えは誰も防ぐことが出来ません、その一方では隠れていた病気の芽が出て体を蝕んでいきます。その病気の芽とは、大半が若い時の「食生活」からの毒のストックとも言えます。私自身の体験が正にその通りで、20代~30代にかけて肉食、砂糖製品、乳製品、アルコールをこよなく愛し楽しい食生活を過ごしておりましたが、50代に入ってから体に変調をきたしました。
このことは、世間一般の生活習慣病として最近急増している通りであり、今後も今のような肉・砂糖・乳製品・化学調味料の多い食生活が続きますと、もっともっと病人が増え、老後が暗黒時代になってしまうものと思います。
日本人は、古来大切にしてきた穀物中心の食文化を取り戻さなければ、食の面からも国が滅びてしまう心配があります。