一度、「２０２０年問題」を調べてみてください。これまで先送りして隠れていた問題が、２０２０年から顕在化して、本当に大変な時代が始まります。
必ず起きることがあります。
１． 再来年から、消費税が１０％に引き上げられます。
２． １０年程前に、国の指導で市町村合併が行われ、膨大な合併特別債が出されて公共投資が行われてきました。しかし、それらは今年終了し、５年後の２０２０年にはゼロとなり、地方自治体の新規投資がほとんど出来なくなります。
３． ２０２０年にオリンピックが開催され、オリンピック景気が終わります。
４． 団塊の世代が７５才前後となり、少子多老となり、生産人口が減少し、高齢者１人を２．０３人の若者が支えなければならなくなります。
５． 社会保障制度の維持が不可能となり、改悪が始まります。
６． 国の借金が１千兆円以上、これ以上の借入が不可能となり、増税路線が顕著になります。
７． インフレ政策継続により、円安となり、物価上昇が顕著に進みます。
５年後、具体的に表れてくること 「格差の時代が始まる」
１． 資産は持っていてもキャッシュ不足となる人が急増し、土地の投げ売り、値下がりが始まります。（地方の商店消滅急増・都市部の相続困難者）
２． 赤字企業の事業閉鎖が相次ぎます。（社会保障等固定費の増加負担）
３． 地方の公共土木建設事業の激減より、業界の苦境が再度問題化します。
４． 生活困難者の急増と老老介護の社会問題化が起こります。
５． 消費需要が減少し、企業の再編・撤退が進みます。（地方の過疎化が進む）
６． 地方行政の縮小予算からスモールタウン化が進みます。（広域行政が困難となる）
７． 所得格差化が顕著となり、中間層が崩壊していきます。
会社経営に現れてくること
１． いい業種、悪い業種という区分はなくなり、全体的に厳しくなります。
２． 人口減少と所得格差から国内需要の減少が始まり、売れなくなります。
３． 国際レベルの品質、サービス力を持つ会社のみが生き残ります。
４． 低迷し消滅していく会社群と高付加価値を生み出していく会社群に分かれます。
５． 処遇も、所属会社により格段の格差がついていきます。
ナカヤマ・グループも、思ってもみなかった大波に遭遇します。
この５年の内に、経営理念にしっかりと立脚し、経営戦略、組織運営、教育制度を見直し、レベルアップを計らなければなりません。
いよいよ、「本物しか残れない時代の始まり」です。もう一度、原点に立ち返り、身を正すところは正し、伸ばすところは伸ばしていきましょう。
