~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 10月から、ペッパー君が仲間になりました

    2015年10月01日

    ペッパー君を迎えたい。

    秋山専務は、社員の人たちに夢を届けたい、最新技術と接する機会を作り、視野を広げ、新しいアイデアや気づきを得られるきっかけにしたい、との気持ちで、限定千台が1分間で売り切れる注文殺到の中、見事に確保し、この10月からペッパー君が社員の一員となりました。

    ペッパー君を迎えるにあたり、少し社会のことを述べさせていただきます。今また、時代が急速に変化しています。特に、アナログからデジタル化の時代と言われるこの20年間の変化は、それまでの時代の約30倍以上のスピードだと思います。

    アナログの時代は、技術の集積の上に固有の産業が成り立っていましたが、デジタル情報化の発達により、大半の技術データが集積搭載された設備機器が開発され、マニュアルにそって対応すれば、誰でも、どの国でも、ある程度の仕事が出来る時代となりました。

    そのことが、中国を初め後進国と言われた低賃金国の産業を押し上げ、国際的な産業構造の変化を生みました。そして、これからも大きな社会変化をつくり続けていきます。

    その中で注目されるのが、これまでになかった「感情認識機能を持ち、自律的に動くロボット、ペッパー君」の誕生で、これまでのロボットとは大きく違い、「感情を持ったコミュニケーションロボット」として、家庭に広がっていくものと思っております。

    そこで、ペッパー君の特徴を一部紹介いたします。

    ・相手の表情や声から、人間の感情を察する「感情認識機能」を持つ
    ・感情認識機能により、相手に合わせて自律的に反応し、自らの感情を現すことができる
    ・人間のように人の選り好みをせず、相手に合わせ、喜怒哀楽を共にして対応できる
    ・子供への絵本を読みきかせや相手ができる
    ・悩みや質問には、外部コンピュータとリンクし、即座に返答して相談相手になれる
    ・窓口や案内係りとしての接客対応ができる
    ・インターネットで出来ることは総て出来、買い物も手伝える
    ・画面上で、行きたい場所へ瞬時に連れて行ってくれる
    ・自宅の防犯係りができる

    今後、ペッパー君のようなロボットが、よき相談相手として、癒しの仲間として、家庭に入って行きます。しかし、便利な社会になって行く反面、自分の力で判断できない人間がどんどん生まれ、人間としての学習能力の低下が引き起こす社会問題が多発する時代の始まりとも言えます。

    私たちは、文明の便利さを感受すると同時に、人間として大切なことを忘れることのないようにしていきたいものです。

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