9月のメッセージで、「今こそ自分のレベルアップを!」と発信しました。新型コロナウイルス禍の中だからこそ、出来ることに軸足を置いて歩むことが大切と思っています。
そこで、今回は、私のレベルアップ目標三項目を紹介いたします。
1.健康力向上のためにやること
「食事の都度、一口30回以上噛む」
私は、これまで家族の誰よりも早食いで大食いでした。よく噛むことや唾液の大切さは知識では知っていましたが、知っているだけで早食いは止まりませんでした。
しかし、今回の新型コロナウイルス感染予防には、免疫力を高めることが一番と知り、免疫力を高めるに、よく噛んで、唾液を多く出し、胃腸、大腸を整えることが大事だと再認識しました。
その切っ掛けは、友人の谷聡さんの話です。谷さんは以前、十二指腸潰瘍を患い、最後に胃と胆嚢と十二指腸が癒着し破裂して、8時間に及ぶ緊急手術を受けましたが、奇跡的に助かりました。その手術後の養生として、薬は飲まず、ただ黙々とよく噛むことを続けたことで、内臓への負担も減り便通もよくなり健康を回復することが出来たそうです。
私も早速よく噛むようにしたところ、唾液が大量に出て、大食いしなくても満腹感を持ち、不思議なくらい便通もよくなりました。健康の秘訣は、よく噛むことにありそうです。
2.人間力を高めるためにやること
「小さなことにも感謝することを習慣化する」
これまでの人生を振り返ってみて、「人生の幸せは、心温かき人間関係の中にある」と実感するようになりました。その心温かき人間関係の基本は、相手を思いやる心の交流だと思います。
以前、鍵山秀三郎相談役からいただいた言葉を紹介します。
「小さなことに大きく感謝できる人は、大きな困難を小さく受け止めることが出来るようになります。そして、感謝の気持ちは困難や苦痛を和らげる効果があります。幸せな人生を送るためには、小さなことに大きく感謝できる感受性豊かな人間になることが大切です。
反対に、小さなことに感謝できない人は、不平不満だけが大きくなっていきます。小さな困難やストレスをますます大きくする傾向があり、周りを責めたりして孤立していきます。」
人間は、一人で生きているのではなく、人と人とのご縁によって生かされていると言っても過言ではありません。例えば、していただいた小さな行為に対しても、感謝の言葉を添えることで、また次にもと思うものです。
折角の好意が当たり前になった時から、関係が疎遠になっていくようです。「ありがとう」の言動は大切にしたいものです。
3.仕事力を高めるためにやること
「何事も丁寧に行う」
実は、この課題こそ一番苦手で、「まあ―いいか」で済ますことが多くあり、ルールを守ること一つにしても、人が見ていないからと破ったり、面倒なことは後送りしがちでした。特に、整理整頓や後片付が苦手で、中途半端になることが多くありました。
そこで、今回から一つひとつ丁寧に行うように取り組むことにしましたが、手間もかかり、これほど忍耐力がいるとは思いもしませんでした。
丁寧な生き方をされている鍵山秀三郎相談役の言葉ですが、「丁寧な生き方は、消極的で弱い人がするものだと勘違いしている人がいますが、それは大きな誤解で、丁寧な生き方こそ、積極的で強い意志がなければ出来ないことです。そこに忍耐と工夫が生まれ、強固な精神力を育みます。」とあり、正にその通りだとつくづく思っています。
以上の三点が、コロナウイルス禍での私の挑戦項目です。