中国で発生したコロナウイルスの感染が世界的に広がり、これまで経験したことのない状態となってきました。国の渡航禁止の処置により国境が封鎖され、このままいくと、経済の流れが国内外を問わず止まってしまう状況となります。
そしてその先、治療薬のワクチンが開発されるまで、コロナウイルスの感染の広がりは止まることがありませんので、年内は、現在のような状態が続いていくものと思います。
日本の基幹産業ともなっている自動車産業も、需要減から、トヨタをはじめ大半のメーカーが生産調整に入っていくので、その影響は総ての産業に影響を与えていき、多くの企業で資金繰りに行き詰まり、会社の廃業、倒産が急増していくだろうと思われます。
では、私たちナカヤマ・グループは、どのように対応して行けばいいのでしょうか。その基本は、企業の存続と社員の雇用確保です。その為に、過去二度経験した、バブル崩壊、リーマンショックの時に行ったことを参考に、このように考えております。
1.最悪の状態を考えての資金計画を立てる
・年内の資金計画をつくる(補助タンクの活用)
・事業部の存続をどうしていくのか考える
2.現状を受け入れ、今ある経営資源の見直しと活用
・全員で掃除に取組み、設備保全・環境整備を徹底しておこなう
・最初に現場確認
・修繕費、諸経費を数値目標を持って低減させる
・不良率を低減させる具体的取組み目標を持つ
・お客様に安心感を持ってもらえる接客態度、環境整備を行う
3.ナカヤマ・グループでの人材の活用
・先の見通しが立たない場合は、他部署へ移動させる
・人手が足らなくなった場合は、他部署から応援を頼む
・全体に仕事がなくなった場合は、雇用調整手当を申請する
4.社員全員が、打開策のテーマを持って取り組む(参考事例)
・仕事の前準備は、無駄のない仕事ができる前提。前準備として取り組むこと
・修繕費を減らし、設備効率を上げるために掃除は有効。掃除の取組み方
・不良を出さない為の取組み
・お客様に安心感を持ってもらうための取組み
・困った部署への助け合いの為に多職化することへの取り組み
・上司として、部下の為に出来ること
状況は刻々と変わっております。これらを基本軸としながら、臨機応変に対応していきたいと考えております。