先日、八尾市教育研究所 高橋泰朗所長の学校経営の話をZoomで聞くことが出来ました。高橋所長は、長年、八尾市の小学校校長を務められ、高橋校長が行く先々の学校がとても明るく元気な学校になっていったことを聞くことができました。
その秘訣は、「人間関係のベースがそろっている学校と、そうでない学校の違い」にあるようです。常々、高橋先生は、ベースをそろえるために「自分から出来る子に」、そして「自分と周りの人を大切にする実行10項目」として、この10項目を集会の都度生徒に伝え、日々、高橋校長、そして先生方が率先垂範して、生徒も巻き込んでいくことで、全校のベースがそろうよき校風を作り上げてこられました。
(1)声を出してあいさつする。
(2)じっくりと掃除する。
(3)はきものをそろえる。
(4)「ありがとう」おれいをいう。
(5)きまったじかんをまもる。
(6)目を見てはなしを聞く。
(7)やさしいことばで話す。
(8)静かに右がわをあるく。
(9)ふくそうをきちんとする。
(10)整理整頓をする。
このことで、生徒達の自主性も育ち、勉強への姿勢もよくなり、お互いに助け合う関係が生まれ、学校で体験したことを家庭でも出来るようになったそうです。勿論、父兄からも喜びの声が上がっているとのことで、正に理想とも言える好循環な学校運営がされています。
この話は、私が求めて来た会社づくりに通じるものであり、例え学校であっても会社であっても、人間関係を大切にした行動ベースが揃うとうまくいくということです。
ナカヤマ・グループでは、長年「あいさつをします はきものをそろえます そうじをします」の三項目の実行方針を実施しています。
これから益々混迷する時代になっていきますが、このような時こそ、人間関係を大切にした内部結束が重要になってきます。その為にも、実行方針を共通の行動指針としていくことが、より大切になってきたと確信しております。