~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • OKバジと三年ぶりに再会

    2022年07月08日

    OKバジ垣見一雅さん

    ネパールに移り住んでボランテイア活動を続けて30年となるOKバジこと、垣見一雅さん(82歳)が、3年ぶりに帰国され、落合中学校で講演をしてもらいました。

    垣見さんは、生活に困窮した村人たちから救いの手を求められた時、すぐに「OK、何とかしてみるよ。」と答えて助けていたことから、ネパール語で「OKバジ(OKおじさん)」と呼ばれるようになったそうです。

    この30年間、OKバジは、雨期の時だけ日本に帰り、各地で講演活動や募金活動をして、その募金を基に、村人と一緒になって困難な状況を解決してきました。中でも、学校を作ったり水道を引いたりは勿論のこと、難病にかかった子供達の治療にも尽力されました。

    また、働く場所がない村の女性には、豚の飼育による経済的自立も促してみえます。お蔭で、今ではネパールではなくてはならない人となり、大統領からも勲章を授与されるほどになりました。

    そんなOKバジから、久しぶりに日本に帰ってきて感じたことの挨拶文が届きましたので報告いたします。

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    去る五月十四日、三年ぶりに日本に帰ってきました。カトマンズから直行便AR4333が成田空港に着陸した時ドシンというショックが、今でも気持をワクワクさせてくれます。空港内では、コロナ関係の検査で三時間かかりましたが、無事に通過しました。

    今日は三年ぶりに帰ってきた感動特集をお送りいたします。

     ・あまり迷わずにSuicaのリチャージができて感動。
     ・娘の所に着いて水道の蛇口から水が出て、更にその水が飲めて感動。
     ・シャワーの水勢の強さに感動。さらに湯が出て大感動。
     ・湯船に三年ぶりに浸かって天国気分で感動。(涙が出たことは内緒です)
     ・洗濯を機械がやってくれて感動。
     ・日本語で買い物が出来て感動。
     ・醤油味に感動。旨い。懐かしい。
     ・どの車も僕の頭と同じピカピカで感動。
     ・道にゴミが落ちていなくて感動。凄い。
     ・電車の時間厳守に感動。すごい国です。
     ・自分の母国がこんなに素晴らしい所だと改めて思い直し、嬉しさが伝わり、また感動。

    でも、ネパールと違って少々悲しかったことは、子供達の声が聞こえない。人の顔の表情が固い。笑い声が少ない。空が狭い。みなぎるエネルギーが感じられない。下向きな老人が多い。(僕もかな?)

    これから皆様の所にお邪魔させていただきますので、よろしくお願いいたします。

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    何時もOKバジと会うと、自由で豊かな日本に生活出来ていることへの感謝の心を忘れてはいけない、との思いが沸き上がってきます。

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