4月22・23日に、4年振りに台湾美化協会の年次大会が台中(台湾)で開催され、日本から25名の仲間と共に参加してきました。今回は、台中の東海大学の全面的な協力により開催され、受付から案内まで含め延べ500名の生徒と教職員の協力がありました。
前日の台中金典酒店での懇親会には150名ほどが参加し、東海大学付属幼稚園の子供たちによる歓迎の踊り、楽器演奏と続き、美味しい台湾料理をいただきながら交流を深めることが出来ました。そして最後に、生徒による原住民舞踏で場が盛り上がり、全員が輪になって踊ることが出来き、とても思い出深い懇親交流会となりました。
翌日の23日は晴天に恵まれ、約300名の参加者が東海大学の理学部前広場に集まり、開会式が行われました。その後、大学構内のトイレを中心に、構内清掃も含めて20ケ所に分かれて掃除実習を行いました。
今回のリーダーは、すべて東海大学の生徒が行いましたが、リーダー研修を事前に行っていただけに手際よく、道具説明から手順までテキパキとされていたのには驚きました。
今から10年ほど前にも東海大学で掃除大会を行いましたが、今回も東海大学側の依頼によって開催されたそうです。生徒は勿論ですが、学校長、副学校長以下、教職員の参加も多く、東海大学の力の入れ方には驚くほどでした。
実は、東海大学は、労作作業と言って、知識を学ぶことと同時に生徒自らが学びの場を清掃することが義務づけられています。その為、大学一年生の約3千人が、必修科目として、135ヘクタールもの広大な敷地、トイレ、宿舎の環境整備を、毎日担当を決めて行い、2年生からは自主参加にしているそうです。
それがゆえに、広大な敷地と多くの施設が常に美しく維持され、市民にも開放されて穏やかな校風が維持されています。そして台湾美化協会への協力も絶大なもので、掃除が定着している多くの生徒が自主的に参加したとのことです。
一方、台湾美化協会の企業メンバーからの参加も多く、揃いのユニホームを着て、オーナーとも共に誇らしげに掃除を楽しんでいる姿にも感動しました。
このように台湾美化協会の活動は、今では台湾全土に広がって日常的に開催されるようになり、企業と地域と学校が、共に環境をよくしていく活動として成長されていることに感動して帰ってきました。