年初、今年の目標を立てるにあたり、これまでの人生を振り返ってみて、本当にいい人生を歩ませていただいていることに感謝しかなく、自分の力量以上に、何か見えない力に助けられて来ているように思っています。
そのことを改めて思ったのは、昨年十二月、改善活動で、多くの企業の立て直しや改善指導に貢献されてきた、大阪在住の長谷川祐三先生と久しぶりにお会いした時のことです。長谷川先生は、94歳で現役を退いてみえますが、とってもお元気で二時間近く話ができました。
別れ際に、「田中さん、私はこれまでの人生で、幾多の苦難な時がありましたが、自分では考えられない力で救われてきました。それには、祖先の助けがあったからだと思っています。お墓は高知にありますが、毎月、高知にお墓参りに行き、祖先を大切にしてきました。今思うと、窮地を救ってくれたのは、祖先のお陰だと思います。この先きっと、祖先と私達は、魂のつながりがあることが証明される時代が来ると思います。」と、言われました。
長谷川先生の話に身震いするほどの感動と共感を覚え、聞くほどに、私も、なぜ、あの窮地から救われたのか。なぜ、タイミングよく、よき人との出逢いがあったのか。あの時、なぜ、あの問題が起きたのか等々、まるで人生のあみだくじに救いの一本が入っていくようなことが多々ありました。
今思うと、私達の両親や祖父母は、生前とっても信仰心があつく、祖先は勿論のこと、神仏を大切にする人たちでした。その影響からか、私も幼少の時から、毎朝、仏前で手を合わせて一日を始めることが習慣となり、毎月、お墓参りも欠かしたことがありませんでした。
その習慣を引き継いで、今も毎月、子どもや孫達に声をかけてお墓参りに行っています。また、会社には、父親が建立した観音堂があり、ナカヤマの白坂にはお不動様があります。また、近くの市神神社は、30年以上、社員みんなで清掃を続けています。
神仏や祖先の御霊は、善なる御霊であり、現世の人たちに、よき生き方をしてほしいとのサインを常に発信しされていると思います。後は受け取る側の問題として、私たちが心磨きをして感度を上げていけばいいわけです。
今年も、自分に宿る仏心や祖先が喜ぶ生き方をしていきたいと思っております。